中村修人 / Nakamura Syuto

音楽活動報告他諸々を書き殴る

現実逃避の手慰みから癲癇の発作まで…珍ネットレーベル「Supersonal Records」本日三周年!

私、ネットレーベルやってます。
名をSupersonal Recordsと申します。
“Super”は日本語で“超”、
“Personal”は日本語で“個人的な”、
合わせましたら言わずもがな、
超個人的な音源しかリリースしない、
俺が細々とやってる珍ネットレーベルです。
全作品無料!!

そもそも超個人的な音源とはなんぞ?

要は“他人に聴かせる予定のなかった音源データ”を
恥ずかしさを超えてリリースしちゃいましょうよってことです。
詳しいことは下記のサイトで是非。

何作かご紹介

有名でも、多作でも、
利益を生んでいるわけでも一切ない当レーベルですが、
何が面白いって、他人の“心の闇”が集まってくるところです。
例えば…

この御方は、ひきこもりでメンバーの当てがなかったため、
自分の創作キャラにバンドを組ませています。
続きまして…

この御方は、本来作らなければならなかった曲が進まず、
手慰みにシンセをいじっていて偶然録れた音源をお送り下さいました。
そして極めつけは…

この御方は、迫り来る癲癇の発作をなんとか抑えようとし、
その手段として何故か歌うことを選択し、
そして何故かそれを録音して、
何故か私にお送り下さいました。

もうね、皆さん、最高です。
明言しときますけど、茶化してませんからね。
本当に、最高です。

それのどこがどう最高なんだ?

例えどんなに短文であろうとも、
ここには、その曲を生み出さざるを得なかった
業の深いドラマ込みで音源が送られてくるのです。
プロジェクトXで感動するのって、
誰かが苦労したバックグラウンドが見えるからでしょう?
同じことじゃありませんか。

しかも、ソロ音源以外は受け付けていないので、
徹底的に個人による個人のための物語なんです。
本来であれば、胸の内にしまわれてしまうはずの悶々が、
たまたま“音楽”という形を持ったために、
個人の枠組みを超えてネットにアップロードされ、
パブリックなデータになるなんて、
どうやって感動しないことができましょうか。
皆さんもそう思うでしょう?

はい、というわけで三周年記念記事でした。
これからも、このキ〇ガイが細々やっていきますので
何卒ご贔屓によろしくお願い致します。
皆さんも作品がありましたら是非お送り下さいませ。

Supersonal Records (音源募集中)

usual name、Twitter Account、ソロ、昔の所属バンド…音源作品まとめサイト作ってみた。

1.これまでに俺が関わっていて、
2.作品として無事にリリースされていて、
3.今でもweb上で聴ける音源
そんな作品を並べたサイトを
tumblrでシンプルに作ってみました。

「こんなにあるんだ。」とも思いましたが、
「これっきゃないのか。」とも思いました。
なんとも不思議な感覚です。
あ、作品数として多くは見えるけど、
音楽始めてから今までの年数やら、
在籍したバンドの数やら、
そんな諸々を加味すると…
泣けるほど少ないんだな、だからか。

今後ここを更新していくのが楽しみで仕方ねぇ。
年内にusual nameのBest Albumが三枚と、
既に来年にもソロ作で増える予定があります。
同人ゲームのサントラも出すだろうし、
ミックスもやったしザックザク。

俺、“何か作って発表したい病”の末期患者なので、
誰一人として期待していなくとも、
そもそも需要がどこにもなくとも、
頭の中にあるものを完成させたくて、
矢も盾もたまらなくなってしまうんです。
糞を出すのと変わりません。
意味がなく、無様で、救いようのない病ですね。
これがなければ、もう少しは人生マシだったでしょう。
でもねぇ…もうどうしようもないっすからねぇ…。

しかし、ひとつひとつをおざなりにして、
多作のペースを確保していたわけでは断じてない。
糞はとっとと出したいが作品はそうではない。
自分の実力と〆切りと金銭事情が許す限り、
どうせ満足できないと知っていながら、
どうにか満足できるように作っていく。
で、終わったら次、それが終わったらまた次、
次次次、嗚呼しんどさ。
なら何故やるのか?
わっかんねーんだなこれが。

それとそろそろ、僭越ながら私が監督を務めさせて頂きました某バンドさんのMVが公開になります。
みんなのリアクションが猛烈に不安で、同時に超楽しみでっさ。

怪作映画『ゲットアウト(GET OUT)』観てきた感想


観てきましたよ。
いろいろ話題になってる「ゲットアウト」を。
…しかし、あまり書けることがない。
設定が諸々シビアなので、
どうしたってネタバレしちゃうんですよね。
私、“ネタバレは害悪派”の所属でして、
可能なら予告すら観ないで、
前情報はポスターだけで済ますべきだと思っています。
ですから、ブログでもネタバレしない方向で参ります。
皆さんが興味を持って頂けるかもと、
私が判断する最低限のところまでで済ませます。
頑張ります。

どんな映画なのか。


予告を観る限りではどんな映画だと推測しますか?
簡潔にお答えさせて頂きますと…。
・白人による黒人差別の話か?←YES
・現実的な設定の社会派作品か?←NO
・我々黄色人種は無関係か?←NO

差別ってなんでしょう。


一般的には非常にネガティブな言葉ですが、
ただ単に“扱いに差を設けること”と定義すると、
それなりに解釈は曖昧になります。
上での“差別”はこの意味で用いています。
つまりは、
新しい“人種差別の形”がこの映画にはありまして、
その切り口が皮肉めいているような、
確信をついているような、実に興味深い箇所です。
思い付きそうで誰も思い付いていなかったような、
単純だけど盲点な“新差別観”。
映画に登場する白人達は、
黒人をどう思っているのかに注目して頂きたい。

実は非現実的な話である。


この話は現実的ではありませんし、
社会派でシリアスなものでもありません。
時にB級感すら滲む作風で、適度にエンタメであり、
「実際にこんなことがあったら…。」
なんてほとんどの人は思わないでしょう。
今作で映画監督デビューとなる
Jordan Peele監督が本職ははコメディアンであることが
如実に反映されているポイントでもあり、
やや不条理で、非現実的な設定が飛び出します。
一応のこと笑いも取ってきます。
主人公パートがホラー、
主人公の親友パートがコメディと、
明確に分かれており、
全体に飽きさせないテンポを生んでいます。

黄色人種もいるよ!


で、こことても重要なことなんですが、
小さい役とはいえ、我々黄色人種も登場します。
しかも、恐らく日本人設定です。
海外の映画では
「その名前なのに〇〇人なの?」
「そんなの日本人の名前じゃないよ?」
というのもたまにありますんで、
“恐らく”程度に止めておきますが、
なんにせよ、この人物が黄色を代表していることは明らかで、
私は「そうか…。黄色ってそっち側の認識なのか…。」
と少々驚きを受けました。
皆さんは差別する方とされる方、
どっちにいると思いますか?

まとめ


シリアス過ぎない“差別モノ”という希少な映画なので、
説教臭い作品より頭に残ります。
観てる間は面白いかも知れないけど、
その後がね…なんか、苦しいっす。

それと私、この映画がどう終わるのか大変気になっていました。
監督はニューヨーク出身の黒人…、
物語の結末こそ、監督のメッセージです。
結果、私の予想は大外れ。
合点がいかず、何故このエンディングなのかを調べたら、
へ~!ってことがwikiに書いてありました。
観終わったらチェックしてみよう!

非常に短いですが、こんなもんにしときます。
読み応えがなくて申し訳ない。

ご読了、誠にありがとうございました。

ディストピアSF映画『ブレードランナー2049(Blade Runner 2049)』観てきた感想



観てきましたよ。
かのカルトな名作『BLADE RUNNER』の続編。
観てきたんですけど…
物凄く、語るのが難しいです。
何をどう書いていいのやら。
ただひとつ、確実に言えることは…。

映像が凄過ぎる!


これに尽きます。
恐ろしいまでに整理整頓され、
ストイック且つスタイリッシュな
一部の隙もない画がずっと続きます。
2時間半以上も延々と。
いやね、キツイよ、これは。
俺、普段は一日に何本も観れちゃうんですけど、
これに限っては無理の無理無理。
帰って即気絶就寝。
めちゃんこ疲れました。
画の力に引き込まれ過ぎて、
「全て観てやろう!じゃないと勿体無い!」
という貧乏根性に火がついてしまったんですな。
いやはや強烈。
なんてったってさ…。

スタッフ陣が豪華過ぎる!


Denis Villeneuve監督で、
制作がRidley Scott、
更に撮影がRoger Deakinsとくれば、
その圧倒的な“冷たい映像美”で、
「前作が傑作過ぎるので続編は絶対に糞!」
という派閥の人達の多くを黙らせることに
成功するだろうことは想像に容易く、
実際、そういう作品になっていると思います。
Hampton Fancherも前作に引き続き脚本に収まり、
文句は言わせない布陣。
特に、デニス監督とロジャー撮影監督は、
プリズナーズ(Prisoners)」と「ボーダーライン(Sicario)」
という恐怖の傑作を世に送り出した職人コンビ。
最早、安心感しかない。


あと少し気になったことが。
こちらも前記二作品で音楽を担当していたJóhann Jóhannsson氏。
制作の途中で離脱し、
クレジットもされていないのですが、
「これ、どう聴いても御大の仕事だよな。」
というスコアが時々ありました。
実際に記載されているのは
Benjamin Wallfisch氏と、
いい加減引退して後進に道を譲るべきHans Zimmerの二名。
契約で何かあったんだろうな。
何であれ、音楽は前作を踏襲しつつ且つ、
現代的なエッセンスも取り入れ、
饒舌になり過ぎない緻密なお仕事でした。
そんで、肝心の内容ですが、

観客が思考して埋めなければならないポイント、多し!


そんな印象です。
前作同様しっかりハードボイルド作なので、
エンタメ成分は薄く、キャストの口数も少なめで、
行間を読んだり、少ないヒントから察っさないといけない箇所は多く、
もしかしたら、なかなかに“難しい”作品なのかも知れません。
今作だけでも楽しめますが、
前作を観ていた方が理解は深まるし、早まるかと。

要約すれば、
「ある警察官が、世の中をひっくり返しかねない程の秘密を偶然知り、
上司から関係者を抹殺するように言われて動くも、
その秘密を手に入れたい巨大企業に狙われてしまう。
それでも何とか捜査を進めていくと、殺害対象はまさかの…。」ってよくある感じ。
しかし、前に述べたように映像が強烈なので、
映画としての説得力が隅々まで染み渡っており、マンネリは感じません。
まあ、題材が題材なので、どうしてもAKIRA攻殻機動隊を想起しますけどね。

果たして面白かったのか?


分かりません!すみません!
個人的に好きかどうかすら、
観終わって数日経っているのにも関わらず、
未だに判断がつきません…。

私、前作にドップリな層じゃありませんし、
単純にデニス監督とロジャー撮影監督のファンとして鑑賞させて頂きまして、
その面では100%満足です。
映画、というより映像作品という趣で、
“勉強や思案にはなるけど娯楽にはならない”
そんなまとめで締め括りたいと思います。

ご読了、誠にありがとうございました。

近況と最近よく聴いてる10曲(2017年10月)

前の記事にも書きましたが、
諸々進めていたことが一段落してきまして、
今はバカバカ曲作ってるって感じでなく、
待っていることや調整していることが増えました。
それで緊張の糸が切れてしまったのか、
最近は簡単にグッタリしてしまうことが多く、
生活に支障を来たしています。
そうね、まだ終わったわけじゃないから、
勘違いしないでくれよMy Brain。

そういうわけで、
今は特にドカンと書けることがないので、
最近、特に好きな10曲でも並べてみます。
本当にただ並べるだけですけどね。
大層気に入り過ぎてて、
随分前から聴き続けている曲も含んでいますが、
未だに熱が冷めてないってことでひとつ。
何年か経って読み返して、
「あー聴いてたな、そう言えば。」
そう懐かしむのも面白そうですし。




ドカンと書けることがないと上で言いましたが、
パソコン壊れましたね。
被害は最小限だったのですが、
少々面倒なことになってます。
ま、いいさ、頑張ろう。

このコーナーも、またやろう。
良い箸休めになるな。